学校法人 愛光学園 愛光中学・高等学校
教育企画室 室長 和田誠 様

派遣要請のきっかけは
〜我が校ではICT(インフォメーション・コミュニケーション・テクノロジー)教育にいち早く着目し、一昨年より愛媛県下最大規模での取り組みを積極的に続けているのですが、これまでにない作業が発生するため、既存のカリキュラムと並行して取り組んでいた私の負担も限界に近づいていました。そこでどなたか支援してもらえる方の派遣を希望していたところ、ちょうどキャリア・サポートさんからうってつけのスキルを備えた方を紹介いただいたんです。大げさではなく、まさに運命的な出会いだなと感じているところです。
ICTとは何だか難しそうな印象ですが
〜いえいえ、実はまったく逆なんです。昔は勉強といえば先生が黒板に書いたり話す言葉に集中して、発言を求められた時にだけ挙手して…というような形式が一般的でしたが、それではどうしても生徒たち個別の状況がつかみにくく効果的な教育にも限界がありました。そこで我々は小さなタブレットを使って授業を行うことにしました。例えばこれを使えば先生の出した問いに各生徒が自分の端末から送った回答が瞬時に一覧でき、理解はしているけど発言は苦手、といった生徒の状況も手に取るようにわかります。また生徒の方から質問や情報をちょっとしたゲーム感覚で送ってきたりと、楽しみながら積極的に学んでいく取り組みが進んでいるんです。
IT端末の管理や更新といった手間だけでも大変ですね
〜特に新入生が入る時期など、まとまった台数を一斉にセットアップする作業がありますし、日々のトラブルへの対応、またより効果的な教育カリキュラムの構築やシステム開発といった「終わりのない作業」が続きますので、やはり一人では到底続けられない作業でした。
派遣スタッフの存在とは何でしょうか
〜今回の要請は特に技術スキルの高さが求められるケースですので、正直なかなか理想的な方は見つからないだろうと思っていましたが、まさに我々教師が最適な授業運営を行えるようなサポートを行っていただける「ベスト・パートナー」が見つかりました。今後も新たな年次の生徒たちへの展開を控え、ともに楽しみながら取り組んでいきたいと考えております。
派遣スタッフ
ICT支援員 福井さん

〜私はもともとSEとしてコンピュータ関連の仕事を続けてきたのですが、いつかは教育か医療関係の仕事に携われたらと考えていた時に、偶然古くからの知人であったキャリア・サポートの方と出会い、今のお仕事を紹介いただきました。今回の派遣先はまさに転職ならぬ天職といった感じで、キャリア・サポートさんの的確な采配に感謝しています。自らの得意分野のスキルを教育の現場で活かせる幸せを感じながら、授業のバックアップをはじめとするベーシックなサポートはもちろん、より付加価値の高いサポートを通して、先生や生徒さんたちと一緒に、私も勉強を続けていきたいと考えています。